【帰国子女のための東大合格記】帰国子女受験での東大合格までのスケジュールと押さえるべきポイントを一挙公開!

今回はアメリカに滞在後、帰国子女受験で東大理一に入学した筆者がどのように合格に至ったか、可能な限りシェアしたいと思います。

ただし、10年以上前の話なので、今は変わっている部分もあると思いますが、調べた限り基本的な流れは変わっていないようなのでご参考になれば幸いです。

※筆者がアメリカからの帰国子女(滞在8年)・理系受験のため、内容は基本的にこの2点を前提にしています。他の国からの帰国子女の場合、事前に受けるべき試験が異なる等あると思いますのでご注意ください。

※本記事はあくまで筆者の体験を元にしています。公式的なノウハウではないのでご了承ください。

※東大以外の国立大学もほぼ同じ流れになります。

※東大を帰国子女枠で受験するためには海外の高校を卒業している必要があります。海外に一時滞在し、その後日本の高校を卒業していると受験できませんのでご注意ください。

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東大合格までのスケジュール

まずは合格までのスケジュールをご紹介します。

※海外の現地校を飛び級等せずに普通に卒業する想定です。


  1. 現地校在学中にTOEFL、SATの受験
  2. 現地校を6月に卒業
  3. 帰国後帰国子女用の予備校に入学
  4. 9月頃 私立大学の帰国子女受験
  5. 11月頃 東大に願書提出
  6. 2月下旬 東大の二次試験
  7. 3月上旬 面接
  8. 3月下旬 合格発表

スケジュールを見てわかる通り、普通に現地校を卒業すると6月卒業のため、大学入学はどうしても一年遅れになり、一浪の年齢になってしまいます。

現役生と同じ年齢で入学したい!という方は飛び級制度等を活用することになりますが、受験のために準備する期間も限られてしまうので、さらに計画的に準備することが必要になります。

ここからは帰国前・帰国後私大受験まで・私大受験後の3ステップに分けて解説していきます。

受験は帰国前から始まっている!帰国前の準備

帰国後予備校で半年以上勉強する時間があるものの、帰国前から準備しておくべきことがいくつかあります。

それは以下の三つです。


  1. 日本の高校生が学習する範囲の勉強は終える
  2. TOEFL、SATで足切りライン以上の点数をとる
  3. GPAを足切りライン以上に維持する

※SAT→日本の大学入学共通テストのような役割を果たしているアメリカの試験制度

※GPA→アメリカの成績評価値

まずは当たり前に聞こえるかもしれませんが、可能な限り日本の高校生が学習する範囲の勉強を終えることです。

アメリカの高校は単位制のため、同じ数学でも単位さえ揃えれば簡単な数学の授業を受けても難しい数学の授業を受けても卒業は可能です。

ただし、ここで基礎力をつけておかないと帰国後に勉強しても間に合いません。

日本で東大を目指すとしたら高校、あるいは中学からそれを見据えて勉強するように、海外の学校にいてもそれは同じということですね。

続いて、出願のために受けておくべき試験です。

TOEFLとSATを受験します。

※SATの成績提出は任意との情報もありますが、かなり重視されるのである方が望ましいでしょう。

TOEFLは足切り110点前後、SATは現在は1450-1500点前後が足切りラインのようです。

(筆者が受験した当時はSATの満点は2400点、足切りは1950点と言われていました。筆者はTOEFL114点、SAT2130点で通過できました)

この足切りラインをクリアしなければそもそも東大受験ができません。

TOEFLもSATもかなりの英語力が求められますので、まずはしっかり英語力をつけることが大事です。

また、TOEFLとSATでは出題傾向が全く異なるのでそれぞれに特化した対策が必要です。

(筆者はTOEFLは日本人専用の塾で、SATは家庭教師に見てもらっていました。そもそもそういう塾はない、家庭教師がいない!という地域ももちろんあると思いますので、参考書やオンライン学習などをうまく活用できれば良いと思います)

そして最後に、GPAを維持しましょう。

GPAの足切りラインは判断が難しいのですが可能な限り4.0近くを維持するのがベストです。

一つ目の項目、高校での学習を頑張るという点と共通するので併せて意識できれば良いと思います。

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帰国後の過ごし方〜予備校が重要!

さて、上述の内容をクリアして帰国したら、いよいよ本格的な受験勉強のスタートです。

予備校に入学することになります。

※帰国子女受験は特殊で、海外の学校で学習しない内容を重点的にカバーしたりなど、予備校の力が重要になってくるので、独学はあまり想定していません。

もちろん予備校は事前に決めておくわけですが(そういう意味では帰国前の準備と言えるかもしれません)、帰国子女受験に特化した対策を行なっているところは多くありません。

筆者が受験した当時は主に3校で、河合塾、駿台予備校、代々木ゼミナールでした。

その中で河合塾は文系が、駿台予備校は理系が強いと言われていたので理一を目指していた筆者は駿台を選びました。

ただ、この情勢は現在変わっている可能性が十分あります。

予備校の良し悪しで受験模様はかなり変わってきますので、予備校に関してはしっかり情報収集して選ぶ必要があると思います。

予備校に入学してからは基本的に予備校での指導に沿って勉強していくことになります。

ここではその際に筆者が気をつけていたポイントを2点ご紹介します。


  1. 参考書、問題集は各科目一つに絞ってその一冊を完璧にマスターする
  2. 予備校の勉強内容を完璧にマスターする

一点目は、帰国子女受験に限りませんが、複数の参考書を浅く勉強するより、一冊を深く勉強する方が効果があります。

これは当時予備校の先生にも念を押された内容です。

ぜひ勉強する時は守ってほしいと思います。

そして二点目。とにかく予備校の勉強内容を大事にすることです。

予備校は帰国子女受験についてのノウハウと経験を多く蓄積しています。

これをぜひ最大限活用してほしいと思います。

特に、海外の高校では勉強しない範囲については、初めて勉強する内容になります。

参考書などでは学習しきれないので、予備校でしっかりマスターする必要があります。

そして、予備校で数ヶ月勉強するとあっという間に私大受験です。

ここではあくまで東大受験を目指しているので詳細は割愛しますが、一つでも受かっておけば心に余裕ができますので、頑張りましょう!

(一般枠の私大受験と比べると、帰国子女枠の私大受験は難易度が下がりますのでそこまで難しく考える必要はないと思いますが、油断せずに準備しましょう!)

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ラストスパート〜私大受験後から東大受験まで

さて、私大受験が終わるといよいよ東大受験が迫って来ます。

ここで注意すべきことがあります。

私大受験が終わると多くの帰国子女受験生は勉強を終了するということです。

自分とは関係ない思われるかもしれませんが、これは覚悟しておかないと意外とモチベーションに影響があります。

周りが遊び始めても自分は東大を目指す!という意志が必要になります。

あとは、粛々と勉強を進めるのみ!です。

勉強のポイントなどは変わりません。

ただ、一点忘れてはいけないのが願書の提出

予備校の先生がわかっているのでさほど心配はありませんが、ここでミスがあると努力が水の泡。気をつけましょう。

あとは日本の一般受験生と同じ日程で二次試験を受けます。

その後に面接があるのも帰国子女受験の特徴です。

予備校でしっかり対策しましょう。

もう一つだけ付け加えるなら、これも一般受験と同じですが、当日に向けて生活リズムと体調を整えることも重要です!

受験が終わったらあとはドキドキの合格発表を待つのみとなります。

ちなみに合格発表は3月下旬。合否がわかったらすぐに大学入学なので、住む家などの生活の準備をしながら待ちましょう。

合格にはどれくらいの勉強時間が必要?勉強時間はどうやって確保する?

さて、最後に筆者自身の体験から、勉強時間について少し書きたいと思います。

どれくらい勉強したら合格できるのか?

一番気になるポイントだと思います。

これはもちろん人によりますし、高校で何をどれくらい勉強したかによるので一概には言えませんが、筆者は1日10時間を目標にしていました。

日本の受験生の中には1日16時間、というような信じられない長さを勉強している人もいるようなので、10時間が多いか少ないかわかりませんが…

やはり少なくとも平均1日10時間くらいは必要なのではないかというのが筆者の所感です。

では、勉強時間をどうやって確保するのか?

結論から言うと、以下二点に集約されると思います。


  1. 余計なことに時間を使わない
  2. 生活時間も勉強する

一点目は、自明ですね。遊んだりせず、とにかく勉強すること。

帰国子女受験に限らず全ての受験生に共通することだと思います。

そして、二点目。予備校に通ったり、食べたり寝たり、お風呂に入ったり…生活している以上どうしても発生する事項があります。

これらをいかに勉強時間に充てるか、が重要だと思います。

筆者は以下を実践していました。


  • 移動中に勉強するために暗記したいものや苦手なものを自分で録音しておいて移動中に聞く
  • お風呂場の鏡にビニールにいれた参考書のコピーを貼ってシャワーを浴びながら勉強する
  • 昼休みはもちろん勉強する
  • 夜ご飯の時間だけは息抜きの時間として勉強しない

移動中の暗記物は、既成の音声でも良いと思いますが、自分が暗記したいものや苦手なものをピンポイントでカバーしているものが当時はなかったので自作していました。

昼休みは、おしゃべりしている人も結構いたのですが、そういう環境に負けないで勉強することが大事だと思います。

そして、息抜き。

これがどれくらい必要かは人によると思います。

勉強時間を最大限確保しつつ、自分に必要な息抜き時間を確保してほしいと思います。

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まとめ

まとめると、帰国子女受験での東大合格のポイントは…


  • 海外の高校に在学している時から計画的に勉強をする
  • TOEFL、SATで高得点をとる
  • 自分に適した帰国子女用の予備校を選ぶ
  • 固い決意をもって最後まで勉強する

以上、今日は東大合格までの道筋とポイントを書きました。

これから受験を考えている方に少しでも参考になれば嬉しいです^^

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