人に対するToとForの違いとは?そのニュアンスを解説!
今回は英語に接していると超頻出の前置詞ToとForについて見ていきたいと思います。
ご存知の通り、様々な場面で使われるこの二つの前置詞ですが、今回は特に人に対して使う場合、
“To you”と “For you”のニュアンスの違いを解説します。
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ToとForのニュアンスの違い
それぞれのニュアンスを一言で表現するなら、
Toは「方向」、Forは「ために」となります。
もう少し具体的に言うと、
Toを人に対して使うと、「その人に向かって、その人の方向へ」、という意味となります。
宛名書きが一番わかりやすい例かと思います。
日本語で言うところの「〇〇へ」の「へ」の部分がToに当たります。
しかし、この宛名で、Forを使うこともあると思います。
この時のForは「〇〇のために」という「相手のため」というニュアンスが加わります。
つまり、ただ相手の方向に向かうというニュアンスだけでなく、その相手のため、というニュアンスになるわけです。
ですので、人に対して使う時は、
相手のためにというニュアンスを強調したい場合はForを、
シンプルに相手の方向に向かうという事実を述べたい場合はToを使えばOKです。
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例文
それでは例文を見ていきます。
I will give this to you. (これをあなたにあげます)
単純に何かを相手に渡す場合にはこのようにToを使えばOKです。
ただし、この渡すものが特に相手のためになるもので、あえて相手のために渡す、という場合は、
I will give this for you. (あなたのためにこれをあげます)
とForを使った方がその意味合いを強調することができます。
それではアンとベルの会話でもう少しこの二つの違いを確認します。
Ann: What is this letter? (これ何の手紙?)
Bell: I don’t know, but it was to you. (わからないけど、あなた宛だよ)
Ann: Let’s see…oh it’s about the party for Cynthia. (何かな…あ、シンシアのためのパーティーのことだ)
Bell: I haven’t prepared the present for Cynthia yet.! (まだシンシアのためのプレゼント用意してなかった!)
Ann: Me neither. (私も)
このように、ただの手紙の宛名書きの場合はToを、誰かのためのパーティーやプレゼントの場合はForを使うと自然です。
以上、人に対してのToとForでした。
それではまた次回お会いしましょう^^
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