イリノイ州のオススメ高校、Adlai E. Stevenson High Schoolってどんなところ?
こんにちは、Sherriです。
今回は私が卒業した母校、アメリカイリノイ州のAdlai E. Stevenson High Schoolをご紹介したいと思います。
正式HPはこちら: https://www.d125.org
結論から言うと、この高校は教育のクオリティがかなり高く、しかも公立なので試験なしで入れて、日本人もそれなりにいる学校なので、イリノイの高校へ進学を考えている方にはぜひオススメしたいです。
実は私の親も、一度目のアメリカ滞在でこの高校の評判を知っていて、二度目のアメリカ滞在の時にはこの高校の学区を狙って引っ越しました。それくらい良い高校です。
※ただし、私が在学していたのは10年以上前の話なので、変わっている部分もあると思います。この記事を参考に、ご自身でも調べた上で進学はご検討ください!
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Adlai E. Stevenson High Schoolとは
Adlai E. Stevenson High School (以下スティーブンソン高校)は、1965年に創立されたアメリカ、イリノイ州のリンカンシャイヤーにある四年制の公立高校です。
ちなみに、このエリアは高校が四年制なので中学は二年制となっていました。
Adlai E. Stevenson II という第31代のイリノイ州知事から名前をとっています。
学校全体では生徒数約4,500人のマンモス校ですが、クラスのサイズは大体20-25人で、日本と比べるとかなりコンパクトで学びやすい規模となっています。
人種としては約半数を白人が占め、その次になんと4割近くがアジア系、続いて1割弱がヒスパニック、黒人はわすが2%という構成になっています。
比較的裕福な人も多いエリアで、友人の家に行くと「何部屋あるの?」という豪邸であることもありました。もちろん私は普通の家でしたが、それでもアメリカなので4LLDKくらいはありました。
また、比較的治安の良いエリアでもありました。
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スティーブンソン高校のメリット
ここからは数あるスティーブンソン高校の良いところをご紹介します。
教育レベルが高い
何よりオススメなのが教育レベルの高さです。
APクラスといういわゆる大学レベルの内容を取り扱うクラスも豊富で、学びたい内容について高い水準の教育を受けることができます。
アメリカの高校で勉強した後、帰国して日本の大学受験を考えている方も多いと思いますが、日本の大学受験でも通じるレベルの教育を提供しています。
もちろん、アメリカと日本でそもそも範囲が違う場合もあるので、帰国後の勉強は必須になります。
先生方のレベルとモチベーションが高い
私は親が転勤族だったこともあり、普通の人より多くの学校に通いました。その中で感じたことは、「先生方のモチベーションと実力によって学べる内容はかなり変わる」ということです。
予備校の授業はわかりやすいとよく聞くと思いますが、私にとっては同じくらいわかりやすかったのがスティーブンソン高校の授業です。
先生方は皆モチベーションが高く、質問にも的確に回答してくれます。授業もわかりやすく工夫されていました。
信頼のおける先生方が多い印象です。
授業の自由度が高い
アメリカの高校は単位制なので、クラスはフィックスされておらず、自分が好きな授業を自分の時間割に組み入れます。そのため、学びの自由度がかなり高く、特に選択科目が豊富で、自分の興味のある分野をしっかり学べる仕組みになっていました。
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かなり専門的な授業も提供されている
先述の大学レベルの内容を提供するAPクラスに限らず、かなり専門的授業が提供されていました。
例えば、私はプログラミングの授業を何年か受けましたが、Javaという言語についてかなり専門的なレベルで学ぶことができました。基本的には自分である程度コードを書けるようになります。
私はこの経験を活かして、今でもプログラミング系の副業に携わることもあります。
吹奏楽の授業も、日本の部活並に活動しますのでフルートもかなり上達しました。(ちなみに吹奏楽の授業についての詳細はこちら:https://walk-english.com/2022/07/09/band/)
その他、「写真」「彫刻」「演劇」など、より芸術系に属する内容の授業も充実しており、本人の興味関心に沿って学ぶことができました。
クラブ活動が豊富
クラブ活動が多い点も魅力です。
一口にクラブ活動といっても、日本のスポーツ部のような活動もあれば、より軽いクラブ活動のようなものまで、様々ありました。
(アメリカの部活動の詳細についてはこちら:https://walk-english.com/2024/02/17/clubs/)
兼部も容易で、授業だけでなく、クラブ活動についても自分の興味関心に沿って携わることができる仕組みでした。
日本人に寛容
外国において意外と重要なのがこの点です。
スティーブンソン高校はアジア系が4割近くいることもあって、アジア人への風当たりが強いなどということはありません。
私もアジア人・日本人ということで嫌な思いをしたことはほとんどありません。アメリカ史の授業の世界大戦IIで日本が出てきた時は居心地が悪かったですが、それで嫌がらせされたりといったこともありませんでした。
東大にも入りやすい
最後に、意外なメリットが東大に入りやすいという点です。入りやすいというのは語弊があるかもしれませんが、東大を目指すならアメリカの高校でどういう教育を受け、どういう成績を残すかはかなり重要です。
その意味で、スティーブンソン高校は教育的には言うことなしです。また、最近どうなのかまでは把握できてませんが、私の頃は一年に1人くらいは東大に受かっていました。当時スティーブンソン高校にいた日本人が大体30人くらいですから、率としては悪くなかったと思います。
私はプログラミングのクラスを大学レベルまで受けていたので、説得力をもって情報科学志望であるという話を面接ですることができました。また、数学や理科の基礎がかなりしっかりできていたので、帰国してからの受験勉強でも大いに役立ちました。
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スティーブンソン高校のデメリット
良いことづくめに思えるスティーブンソン高校、デメリットはあるのでしょうか。
ドラッグ率が高い?
これはデータでしか触れたことがなかったので実感はありませんでしたが、ドラッグ率は高めの高校だったようです。生徒数が約4,500人いるわけですから、いろいろな人がいるということですね。
授業が選択制ということもあり、難しいクラスには勉強熱心な人が集まり、そうでない人はそうでないクラスに集まる傾向があります。
大体日本人は上位クラスに集まるので、そういった勉強せずにドラッグに耽ってしまうような状況の人との接点が少なかったのかもしれません。
忙しい
毎日同じ時間割をこなすので、基本的には今日出た宿題は明日締め切りです。
なので、平日は基本的に遊ぶ時間はありません。
真面目に授業を受け、さらに部活動なども参加するとかなり忙しいです。
授業のクオリティはクラスによる
先述の通り、授業クオリティは基本高いですが、マンモス校なので様々な先生・生徒がいます。特に高いレベルのクラスでない場合、モチベーションが低い生徒が多くいる場合もあります。
そうすると、クラス全体のレベルが低いと感じることもあるかもしれません。
しかしこれについては、慎重にクラスを選択すれば大丈夫です。生徒一人一人に授業の選択をサポートするカウンセラーがつくので、その人としっかり相談すれば大丈夫でしょう。
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まとめ
今回はイリノイ州のリンカンシャイヤーにあるAdlai E. Stevenson High Schoolについてご紹介しました。
とにかく教育レベルが高く、自分が学習したいものをかなりのレベルで学ぶことができる学校です。また、帰国子女受験を考えている方にもオススメの学校です。
もちろんデメリットもありますが、気をつければさほど気にしなくて良い範囲かなと思います。
皆様のアメリカの高校選びの一助になれば幸いです。
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