帰国子女の東大受験〜海外ではどんな授業を選択すべき?
こんにちは、Sherriです^^
今回の「帰国子女の東大受験」では、受験に向けて海外滞在中にはどんな授業を受けるべきか?について書きたいと思います。
※筆者が滞在していたのがアメリカなので、アメリカの授業の話になります。
※筆者が理系受験でしたので理系科目に重点を置いた内容になります。
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Table of Contents
アメリカの高校の授業
本題に入る前に、アメリカの高校の授業制度について簡単に説明します。
そんなの知ってるよ!という方は読み飛ばしてください^^
アメリカの高校は日本の大学と同じく単位制で、クラス単位で授業が決まってるのではなく、
生徒一人一人が自分で授業を選び、必要な単位を卒業までに取り終えれば卒業できるという仕組みです。
そこで重要になるのが、どの授業を選ぶのかです。
授業の選び方によって高校四年間(アメリカの高校は四年制)で学べる内容が全く変わってきますので、ぜひ慎重に選びたいところです。
特に、卒業に必要な単位は、例えば「数学16単位」といった形で科目ごとに決められています。
(社会はもう少し細かく分けられていて、「経済」や「政治」などが必修単位となっていました)
そうするとある程度学ぶ内容が限定されるからそこまで考えなくてもいい…と思われるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
というのは、一言で「数学」といっても簡単な数学から難しい数学まで、どのクラスをとっても「数学」の単位は取得可能です。
ただし、どのレベルを受けるかによって学べる内容は全然違います。
このように、同じ科目でもレベルや内容が多岐に渡るのがアメリカの高校の授業です。
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理系科目はAP教科を選ぶ
では、そういう中でどの授業を選べば良いのか?
理系科目については、頑張ってAPレベルの授業を履修したいところです。
APというのはAdvanced Placementの略で、アメリカの大学レベルの内容を履修できる授業のことです。
ただし、アメリカの大学レベルと言っても日本では受験の範囲内。
受験に備えるためにはぜひ受けておくべき科目です。
英語は自分のレベルに合ったクラス
さて、続いて英語のクラス。
これは、もちろん可能な限り高いレベルのクラスに挑戦できたら良いと思いますが、
普通の英語のクラスを受けるとネイティブと一緒に英語を学ぶことになるので、ついていくだけで必死であまり身にならないという場合もあります。
ですので、必要に応じて外国人向けの英語のクラス、ESLで学ぶ方が良いと思います。
※ESLについてはこちらの記事で詳しく解説しています: https://walk-english.com/esl
自分に合ったレベルのクラスで、地道に英語力を伸ばすことが肝要です。
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選択科目は自分の志望学部に近いもの
そして、最後に英語や理系科目などの、受験で使う科目以外のいわゆる「選択科目」の選び方。
アメリカの高校では、「選択科目」の自由度が非常に高いです。
というのは、5教科や体育以外の単位は、
「美術」「家庭科」「音楽」「技術」など、様々な分野からどれを選んでもOK。
極端な話、例えば「選択科目」の単位は全て「美術」系の科目で補い、他は全く受けないということも可能です。
筆者の場合は、ほぼ「音楽」と「情報」で選択科目の単位を取得しました。逆に「美術」や「家庭科」は全く履修しませんでした。
これだけ自由度が高いと何を学ぶか迷うところですが、
受験対策という意味では大学での志望学部に近いものを選ぶと良いと思います。
なぜかというと、直接受験勉強に役立つわけではありませんが、
帰国子女受験の面接の際のアピールポイントになるからです。
筆者も、高校で2年間プログラミングの授業を履修したので、
面接の際に「情報工学に興味があります」という点を非常にスムーズにアピールすることができました。
ただし、受験対策という観点では以上述べた通りですが、
せっかく様々なものを自由に学べるチャンスなので、受験にこだわらず興味のある科目を受けるというのもありだと思います。
受験対策は受験科目を集中して勉強して、選択科目は好きなものを学ぶ、というやり方でもさほど受験に支障はありません。
せっかくの海外滞在なので、海外の学校の仕組みだからこそ学べるものを学ぶのも良いと思います。
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まとめ
まとめますと、
- 理系科目はAPの授業
- 英語は自分のレベルに合ったクラス
- 選択科目は自分の志望学部に関連するもの
- ただし、選択科目はさほどこだわらなくてOK
といったところでしょうか。
ご参考になれば幸いです。
それではまた次回お会いしましょう^^
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