帰国子女の東大受験〜SATの単語対策①接辞をマスターしよう!
今回はSATの単語対策についてもう少し詳しく書いていきたいと思います。
ちなみにSATの全体的な対策はこちらの記事にて解説しています^^
一口にSATと言っても、準備すべきことはたくさんありますが、今日はコスパの良い勉強法を一つご紹介します。
それは接辞(接頭辞と接尾辞)を覚えることです。
スポンサーリンク
Table of Contents
接辞とは?
あまり聞きなれない単語ですよね。
そもそも接辞とは何か?
簡単に言うと、他の単語にくっつくことで、その単語に特定の意味を付加するものです。
他の単語の前につくと「接頭辞」、後ろにつくと「接尾辞」となります。
文章だけではわかりづらいと思いますので早速具体例を見ていきたいと思います。
接辞① scrib/script
「スクリプト」という、おそらく見覚えのある単語だと思います。
これは「書くこと」を意味する接辞です。
例えば、
- scribble 走り書き
- describe 説明する
- inscription 刻むこと、碑文
などがあります。
describeのような基本的な単語もありますが、普段はあまり耳にしない単語もあります。
でも、 “scrib/script”の意味を知っていれば、なんとなく意味の予想はつきやすいのではないでしょうか?
このように、単語自体を知らなくても、どういう単語なのか少し予想がつくことが接辞を覚えることのメリットです。
接辞② a/an
続いての接辞は “a/an”、意味は「ではない」。
具体的な単語としては、
- anomaly 異常
- anonymous 匿名
- atypical 普通ではない
一つ目は、なんとなく「ノーマル」を彷彿する単語に “a”がつくことで「普通ではない=異常」という意味になっています。
三つ目は “typical”(典型的な)に “a”という否定の接辞がつくことでやはり「普通ではない」という意味になっています。
もちろん“a”がついているからといって否定になるとは限らないわけですが、
見覚えのある言葉の最初に “a”だけがついていた場合、その単語の否定の意味かも…?と類推できます。
この接辞を知っているだけでも少し有利になるのではないでしょうか。
接辞③ bene
こちらは「良い」。
- benefit 利点
- beneficent 慈悲深い
- benevolent 情け深い
確かに「良い」意味を持つ単語が揃っています。
スポンサーリンク
まとめ
こうして見ると、身近な単語にも結構接辞が潜んでいることがわかります。
これらを覚えておくと、初めて見る単語でも「あ!この接辞はこういう意味だから、この単語はこういう意味かもしれない…」と類推することができるようになります。
もちろん、単語そのものを知っていればベストでしょうが、SATではやはり見知らぬ単語に出くわすことはよくあります。
その知らない単語に知っている接辞が使われていれば、ちょっと有利になります。
実際、筆者が使っていたSATの単語集(アメリカでネイティブ向けに販売されていたもの)では、一番最初に接辞が紹介されていました。
ネイティブにとっても接辞は覚えておく価値があるというわけです。
そして、単純に単語を覚えるより、一つ覚えると複数の単語をカバーできるのでお得です笑
当たり前ですが、SATでは少しでも語彙力がある方が有利…というわけでぜひ接辞を覚えてお得に単語対策をしてみてください^^
“帰国子女の東大受験〜SATの単語対策①接辞をマスターしよう!” に対して1件のコメントがあります。