帰国子女の東大受験〜理系科目の勉強はいつから始めるべき?
さて、先日帰国子女のための東大合格記を書いたので、これからはもう少し細かいポイントについて書いていきたいと思います。
ちなみに前回の記事はこちら…
https://walk-english.com/utokyo
※筆者が受験したのは10年以上前なので現在は情勢が変わっている部分もあると思いますのでご注意ください。
※本記事はあくまで筆者の体験を元にしています。公式的なノウハウではないのでご了承ください。
今日は、特に理系受験を目指す人の勉強スケジュールについて書きたいと思います。
理系の中でも数学と理科で大分傾向が違うので、この二つに分けて見ていきたいと思います。
スポンサーリンク
Table of Contents
数学の勉強スケジュール
まずは数学から。
数学は、理科と比べて伸びるのに時間がかかると言われています。
理科は暗記すれば伸びる部分がありますが、数学は暗記だけではあまり伸びないからです。
ですので、結論を述べると、帰国前からしっかり勉強しておく必要があります。
海外の学校で勉強する範囲の数学だけでは、基本的には東大受験には通用しません。
そこで、帰国してから受験に特化した数学の勉強をしていくことになります。
その際に基礎(と言っても、いわゆる基礎ではなく海外の高校での応用レベル)ができていないとついていくのがかなり大変になります。
なので、いつから数学の勉強を始めるべきか?という問いに対する答えは、
- まずは帰国前からしっかり勉強する必要がある。
- 帰国してからも伸びるのに時間がかかるので夏から早速勉強を始める。
ということになります。
スポンサーリンク
理科の勉強スケジュール
続いて理科です。
筆者は化学と物理選択でしたので主にこの2科目についてとなります。
まずは化学。化学には「有機化学」というアメリカの学校ではほとんど勉強しない分野が登場します。(少なくとも筆者の受験当時はそうでした)
「え!?だったら海外にいる時から塾とかで勉強しないといけないの?」と思うかもしれませんが、その必要はありません。
有機化学は帰国してから、なんなら秋から勉強しても間に合います。
ではなぜわざわざ太字で書いたかと言うと、「そういう分野もある」と知っていただきたかったからです。
わかっていれば、勉強が終わってなくても心にゆとりが生まれると思います。
そして、それ以外の化学の分野は海外でも学習する内容で、かつ、海外で学習した内容が受験でもある程度通用します。
※ただし、現地校がどのレベルの理科をやっているかによります。いわゆる「AP(Advanced Placement)クラス」で履修するレベルまで勉強しておく必要があります。
ですので、いつから東大受験用の化学の勉強を始めるべきか?というと、もちろん基礎は海外の高校で勉強をする必要がありますが、
受験勉強に特化した勉強は秋からでも間に合います。
(もちろん夏から少しずつは勉強していきましょう)
続いて物理です。
物理は化学と数学の中間くらいのイメージです。
感覚的には、計算問題が多く伸びるのにもやや時間がかかるものの、数学ほどではないという感じでしょうか。
ですので、数学や化学の勉強ペースと調整しながら、夏〜秋にかけて勉強をスタートできれば良いと思います。
スポンサーリンク
まとめ
というわけで、今回の内容をまとめると、
- 数学は伸びるのに一番時間がかかるので夏から勉強をスタート
- 理科系は秋からでも間に合うので他科目との兼ね合いを見ながら勉強をスタート
というところでしょうか。
ご参考になれば幸いです^^
“帰国子女の東大受験〜理系科目の勉強はいつから始めるべき?” に対して1件のコメントがあります。