なぜ勉強を続けられないのか?〜毎年資格勉強してしまう私の勉強継続法
こんにちは、勉強が趣味のSherriです。
勉強するに際してよく聞くお悩みの一つが「勉強を続けられない!」です。
今回はそういった方のために毎年何らかの勉強をしてしまう私が実践している勉強継続法について書きたいと思います。
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なぜ勉強を続けられないのか
勉強したい思いはあるのに、勉強を続けられない理由はさまざまあると思います。
- 忙しい
- 面倒に思ってしまう
- 他にやるべきことが多い
- モチベーションが維持できない
- やろうと思っても手をつけられない
- 途中で挫折してしまう
「なぜ勉強できないのか?」と聞くと、こういったさまざまな回答があると思いますが、まとめると、以下の三つのどれかだと思います。
- 実際に時間がない
- 時間はあるが、勉強が手につかない
- 勉強が嫌になる
そこで、それぞれのケースについて私がどう対応しているかを書いていきます。
【時間がない】スキマ時間を活用する
時間がない場合、まず最初に検討したいのが、自分の生活を整理して時間を作ることです。しかし、どうやっても時間が作れない場合もあると思います。
そういった場合は、スキマ時間を活用するしかありません。
私の場合は主に移動時間を勉強にあてることが多いです。電車に乗っている時間と歩いている時間の両方を勉強にあてています。
電車に乗っている時
電車では、座れたら参考書を開いて勉強しています。電車で酔ってしまう方は難しいかもしれませんが、そうでない方にはオススメです。座れたらすかさず参考書を開いて勉強しましょう。
座って参考書を開くのが難しい時は、スマホを活用します。
そういった場合に備えて、スマホにも教材を準備しておきます。アプリの場合もありますが、私の場合は自分でメモ帳にとったノートや動画を使うことが多いです。
スマホを活用した勉強法はこちらの記事で詳しく書きました:
歩いている時
歩いている時は参考書は危険なので笑、耳で聞ける教材を使います。音声だけでも理解できそうな動画や、必要に応じて自分で吹き込んだ録音音声を使います。
今は吹込みまでしなくても、さまざまな音声教材がある時代です。例えば、語学学習であればアルクの「キクタン」シリーズが有名ですね(https://www.alc.co.jp/archive/category/%E3%82%AD%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA)。
「英単語→日本語→英単語」の順にひたすら単語を読み上げてくれるので移動中の勉強手段としてはちょうど良いです。
そういった、ちょうど良い教材がない場合は、似たような要領で暗記したい勉強範囲の内容を自分で吹き込んで作成します。化学であれば、「H2O→水→H2O」といった感じですね。
歩いている時は他にできることもないので意外と集中して学習することができました。
一般に出回っているものでも、自作のものでも、とにかく自分の勉強にとって効率の良いものを選ぶことが大事です。
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【勉強が手につかない】とりあえず5分勉強する
時間があるのに勉強が手につかない場合はどうするのか?
英語でこのようなことわざがあります。
“Well begun is half done.”
これはもともとギリシアのことわざだそうですが、直訳すると「よく始めたら半分は終わった」です。簡単に言うと、「始めることで半分は目標を達成している」ということですね。
そこで、時間があるのに勉強が手につかない時、私は「とりあえず5分勉強する」ということを意識しています。
「一時間勉強する」と「5分勉強する」では、始める時のハードルが全然違います。
しかし5分勉強すると思って始めてみると、意外とやる気が出てきて5分では終わらないことがほとんどです。
これは、脳というのは一度始動がかかると、それを維持しようとする性質があることに起因します。
私はこれを脳の慣性の法則だと思っています。
慣性の法則とは
慣性の法則は「運動の第一法則」とも呼ばれ、物体が止まったり移動したりする原理を簡潔に表しています。
簡単に言うと、外部から力が働かなければ止まっている物体は止まったまま、動いている物体は動いたままになる、という内容です。
ここでポイントとなるのが「外部から力が働かなければ動いている物体は動いたまま」という点です。つまり、外部から何の干渉も受けなければ動いている物体は動き続けるのです。
勉強における慣性の法則
勉強においても、同じようなことが言えます。
つまり、「止まっている」=「勉強していない状態」では、勉強しないままが簡単で、「動いている」=「勉強している状態」では、そのまま勉強しているのが簡単ということです。
車も一番エネルギーを使うのは最初に動かす時です。動き始めたあとは、もちろん摩擦に抵抗するためにエネルギーを使いますが、最初ほどではありません。
勉強でも同じく、勉強を始めるのが一番大変です。
そこで、勉強を続けるためのポイントが、「始めることに全力を注ぐ」ことになります。
始めさえすれば、続けるのは思ったより簡単です。
もちろん、始めたら何のエネルギーもかけずにずっとやり続けられるわけではありません。疲れたり、ふと面倒になったりもします。しかしそれを跳ね除けるのは、始める前よりはずっと楽になります。
このように、勉強を継続するためには、「日々とりあえず勉強を始めること」に注力するのが大事です。
「毎日一時間勉強しよう!」と思うと大変に感じられて長続きしなかったりします。ところが、「毎日5分勉強しよう!」と思うと意外と続けられます。
実際に5分しか勉強しない日もあるでしょう。それはそれでOKです。5分勉強する中で何回かでも長く勉強できれば良いのです。むしろ、毎回必ず長時間勉強しようとすると、「5分だけ勉強する」=「長く勉強する」になってしまいやはり勉強を始めるのが大変になってしまいます。
ですから、「とりあえず5分勉強」したらそれだけで自分を褒めつつ続けるのが良いと思います。
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【勉強が嫌になる】「~すべき」に縛られていないかチェック
勉強したい気持ちはあるのに、勉強そのものが嫌になってきた!という場合はどうしたら良いでしょうか。
勉強自体はしたい気持ちがあるのなら、もしかしたら勉強が嫌になっているのは自分の「~するべき」という考え方に縛られているからかもしれません。
例えば、以下のような考えはないでしょうか?
- 勉強するからには集中するべき
- 朝早く勉強するべき
- 毎日〇時間勉強するべき
- 暇な時間は勉強するべき
こういった「~べき」という考え方は、認知行動療法における「認知の歪み」(問題を引き起こすことが多い、考え方の癖)の一つで、そのまま「すべき思考」と呼ばれています。
これは、「~すべきだ」とか、「~してはならない」といった義務感に取りつかれて自分を追いつめたり、「~すべきではなかった」と過去のことをあれこれ悔やんだりする考え方です。
和歌山カウンセリングセンター「認知のゆがみ」、http://wakayama-counseling.com/img/file21.pdf
このように「すべき思考」に陥ると、その義務感が自分を追い詰めてしまいます。本来は自分が何らかの目標を定めて、やりたくて始めたはずなのに、この「すべき思考」をしてしまうと、それ自体が嫌になってしまうのです。
特に完璧主義の人に多いのがこの「すべき思考」です。
私も「すべき思考」が多いタイプなので、なるべく「すべき」という考え方をし過ぎないように注意しています。
「1時間勉強するべき」という考え方はせず、先述の通り「5分勉強すればOK!」と考えたり、「集中するべき!」とは考えず「できる限りやろう」と考えたりするようにしています。
そうすると、あまり嫌にならずに勉強を継続することができます。
まとめ
今回はどうやって勉強を継続すれば良いのかについて書きました。
勉強を続けられないのは、「実際に時間がない」、「時間はあるけど勉強が手につかない」、「勉強が嫌になる」などが主な理由です。
そこで、時間がない場合はスキマ時間を活用し、勉強が手につかない場合はとりあえず5分勉強することを意識します。また、勉強が嫌にならないためには、自分を「~すべき」という考えで縛らないようにすると良いでしょう。
皆さまが継続して勉強する一助になれば幸いです^^